世之介くん 面接れんしゅう

FOR THE SITTER — 桐蔭学園小学校 事前親子面接

世之介くんの 面接れんしゅう
シッターさん用・進行台本つき

本番は 10月9日(金)13:00。この紙のとおりに進めていただければ大丈夫です。受験の知識は要りません。

👦 三橋 世之介(ときのすけ)5歳・年長 ⏱ 練習は40〜50分が目安 🎯 覚えさせる練習ではありません ✍️ 言ったことを書き留めてください

1シッターさんへ:3つだけお願いです

① 正しい答えを教え込まないでください。

学校が見ているのは「知っているか」ではなく、人の話をちゃんと聞いて、自分で考えて、言えるかです。大人が用意した答えを覚えて言う子は、すぐ分かってしまいます。世之介くんが自分の言葉で言えたら、それが正解です。

② 「わからない」「もういちど言ってください」が言えるように。

本番で答えに詰まるのは、まったく問題ありません。黙ってしまうことだけが困ります。練習の途中でわざと難しい質問をして、「わからないときは『わかりません』って言っていいんだよ」「聞こえなかったら『もういちど おねがいします』でいいんだよ」と、実際に口に出して言う練習をさせてあげてください。これが今日いちばん大事です。

③ 言ったことを、そのまま書き留めてください。

各質問の下に黄色い記録らんがあります。世之介くんが実際に言った言葉を、直さずそのまま書いてください。ご両親が本番の準備に使います。言い回しを大人っぽく整えないでください。

オレンジの 聞いて記録 がついた質問は、答えがまだ決まっていないものです。ご両親も把握していないので、世之介くんが何と言ったかが、そのまま答えになります。特にていねいに書き留めてください。

2本番がどういう場かを、30秒で

10月9日(金)13:00から、小学校で15分の面接があります。流れはこうです。

  1. 前半 7〜8分
    世之介くんは、お父さんお母さんと別の部屋に行きます。先生とふたりきりで、質問に答えたり、カードを選んだり、絵を描いたりします。
  2. 後半
    親子でひとつの部屋に入り、先生と一緒に話したり、しりとりや積み上げゲームをしたりします。

つまり、いちばん練習がいるのは「親がいない場所で、知らない大人と話す」場面です。シッターさんが相手をしてくださるのは、ちょうどその練習になります。

先生はひとりだけのことが多く、やさしい方のときも、少しきびしい聞き方の方のときもあります。きびしく聞かれても大丈夫だよと、ときどき声をかけてあげてください。

3進め方(40〜50分の流れ)

  1. 5分はじめのあいさつ
    「今日は小学校の先生とお話しする練習をしようね」とだけ伝える。テストではないことを必ず言ってください。いすに座って、背すじを伸ばして、相手の目を見て「よろしくおねがいします」。
  2. 10分質問集 A・B(名前・毎日のこと)
    かんたんなものから。テンポよく。
  3. 10分質問集 C(したことを話す)
    ここは長く話せる子が多いので、話し終わるまで待ってください。
  4. 10分質問集 D(選ぶ・考える)
    本番でいちばん近い形です。ここは時間をかけて。
  5. 5分質問集 E(困ったとき・気持ち)
    正解のない質問です。何を言っても否定しないでください。
  6. 5〜10分ゲーム(しりとり・つみき)
    最後は楽しく終わる。
  7. —おしまい
    「よろしくおねがいします」「ありがとうございました」をもう一度。そして必ずほめて終わってください。

疲れてきたら、途中でやめて大丈夫です。5歳の子の集中は長く続きません。嫌がったら切り上げて、ゲームだけして終わりにしてください。「面接=いやなもの」と感じさせないことのほうが、本番には大事です。

4質問集 A|基本の会話

本番の最初に必ず聞かれる部分です。はっきり、相手の顔を見て言えるように。

A1おなまえを おしえてください。

見るところ:苗字と名前の両方を、ゆっくり一度で。小さい声になりがちなので「もうすこし大きい声で言えるかな?」と1回だけやり直し。

言ったこと
A2なんさいですか。聞いて記録

見るところ:「5さいです」と言えるか。言えたら「おたんじょうびは いつ?」も続けて。

言ったこと(年齢・誕生日)
A3どこの ようちえんですか。聞いて記録

見るところ:園の名前を最後まで言えるか。続けて「せんせいの おなまえは?」も必ず聞いてください(本番で聞かれることがあります)。

園の名前/先生の名前
A4おうちの じゅうしょを おしえてください。聞いて記録新しく追加

見るところ:過去に実際に聞かれた記録があります。言えなくても構いません。言えないときに「わかりません」と言えるかのほうを見てあげてください。

言えた/言えなかった・言ったこと
A5でんわばんごうは いえますか。聞いて記録新しく追加

見るところ:A4と同じ。数字を区切ってゆっくり言えるか。

言えた/言えなかった
A6きょうは だれと、どうやって きましたか。

見るところ:「だれと」「どうやって」の2つとも答えられるか。1つしか答えなかったら「だれときたの?」ともう一方を聞く。(本番でも同じ質問が出ます)

言ったこと

5質問集 B|毎日のこと

世之介くんがよく知っている話なので、ここで気持ちをほぐしてください。

B1あさ おきてから、ようちえんに いくまでに なにを しますか。

見るところ:順番に話せるか。毎朝6時半に起きて、体操・朝ごはん・おべんきょう、そのあと公園でサッカーをしてから歩いて園に行く——という毎日です。こちらから内容を言わないで、本人の口から出てくるのを待ってください。

言ったこと
B2ようちえんへは どうやって いきますか。

見るところ:毎日ぜんぶ歩いて通っています。「あるいていきます」と言えたら、「どのくらい あるくの?」「とちゅうに なにが あるの?」と広げてください。

言ったこと
B3あるいて いくみちで、たのしいことは なんですか。

見るところ:お友達が通る道を「〇〇ちゃんルート」と呼んで、わざと遠回りすることがあるそうです。本人からその話が出たら、とても良い答えなので、くわしく聞いて書き留めてください。出なければ無理に誘導しないでください。

言ったこと
B4ようちえんでは なにをして あそぶのが すきですか。

見るところ:ひとことで終わったら、「だれと あそぶの?」「どうして それが すきなの?」ともう一言足させる。これが本番でいちばん効く形です。

言ったこと
B5おけいこは なにを していますか。

見るところ:ボイスパーカッション・ゴルフ・体操教室をしています。全部言えなくて大丈夫。「どれが いちばん すき?」「どうして?」まで行けたら上出来。

言ったこと
B6すきな たべものと、にがてな たべものは なんですか。聞いて記録

見るところ:苦手だったキノコやエビを、一口ずつ挑戦して食べられるようになった子です。その話が出たら書き留めてください。

すきなもの/にがてなもの
B7おうちで おてつだいは していますか。なにを しますか。聞いて記録

見るところ:ご両親もまだ把握していない項目です。何と答えたかをそのまま書いてください。

言ったこと
B8おとうさん・おかあさんとは なにをして あそびますか。

見るところ:毎朝、家族3人で公園でサッカーをしています。ゴルフにも一緒に行きます。

言ったこと

6質問集 C|したことを話す

ここがこの練習のいちばんの山場です。「したこと」を順番に話す練習をします。話している途中で口をはさまないでください。止まったら「それで、どうなったの?」とだけ。

C1かぞくで おでかけして、たのしかったことを おしえてください。

見るところ:何を選ぶかは本人の自由です。先に答えを決めないでください。

何の話をしたか/言ったこと
C2しょうにゅうどうに いったとき、なにが たのしかった?

見るところ:家族で「入水鍾乳洞(にゅうすいしょうにゅうどう)」という、とても冷たい水の中を歩いて進む洞窟に行っています。腰くらいまで水に浸かって、それでも笑って歩き切ったそうです。
続けて聞いてほしい:「たいへんだったことは あった?」「つめたくなかった?」。ここで本人がどう答えるかを、ご両親が面接で使います。

たのしかったこと/たいへんだったこと
C3おとまりの キャンプは どうでしたか。

見るところ:この夏、幼稚園の行事でお父さんお母さんと離れて2泊3日のキャンプに行っています。さみしくなかったか、何が楽しかったかを聞いてみてください。

言ったこと
C4いきものを かったこと、そだてたことは ありますか。

見るところ:サワガニを見つけて世話をした話、夏みかんの種を植えて育てている話があります。本人から出てきたら、どうやって世話をしたのかまで聞いてください。

言ったこと
C5いま がんばっていることは なんですか。新しく追加

見るところ:実際に過去に出た質問です。縄跳びを毎朝リビングで練習しています(最初は跳べずに泣いた日もあったそうです)。「むずかしかったことはある?」まで聞けると、とても良い記録になります。

言ったこと
C6とくいなことは なんですか。新しく追加

見るところ:C5と違うものが出てくるとよいです。同じことを言ったら「ほかには?」と一度だけ。

言ったこと
C7これから やってみたいことは なんですか。聞いて記録新しく追加

見るところ:「小学校でやってみたいこと」に言い換えても構いません。ご両親が知りたがっている項目です。

言ったこと
C8この がっこうに きたこと ありますか。なにを しましたか。

見るところ:桐蔭学園小学校のオープンスクールに参加し、音楽と理科(生活科)の授業を体験しています。音楽では海の生き物になって泳ぐ、という内容だったそうです。覚えているかどうかを確かめてください。

覚えていた/覚えていなかった・言ったこと

7質問集 D|選ぶ・考える

本番でいちばん出る形がここです。昨年の面接では「5枚のカードから、お友達の誕生日プレゼントに渡したいものを選んで、なぜそれを選んだのか理由を言う」が出ました。その前の年は「○△□を使って絵を描く」でした。

共通しているのは「選ぶ・つくる」→「理由を言う」です。何を選んでも正解なので、理由が言えるかだけを見てあげてください。

D1(紙に4〜5つ絵を描いて見せて)おともだちの おたんじょうびに あげるなら、どれを えらびますか。どうして それを えらんだの?

やり方:紙に簡単な絵を5つ描いてください(例:ボール/えほん/はな/おかし/クレヨン)。選ばせて、必ず「どうして?」と聞く。
見るところ:理由が言えるか。「すきだから」で止まったら「おともだちは どんなこと すきなのかな?」と一度だけ助け舟。相手のことを考えられると、とても良い答えです。

2回目:「じゃあ、おじいちゃんにあげるならどれ?」と相手を変えてもう一度。答えが変わるかを見てください。

選んだもの/理由(1回目)
相手を変えたとき
D2(紙に ○ △ □ を描いて渡して)この かたちを つかって、えを かいてください。なにを かいたのか おしえてね。

やり方:紙に○△□を1つずつ描いて渡し、クレヨンか鉛筆で自由に描き足してもらう。3〜4分。
見るところ:上手い下手は関係ありません。描いたあとに「これはなに?」と聞かれて説明できるかだけです。

何を描いたか/説明できたか
D3(雲や しみの写真・絵を見せて)これは なにに みえますか。

やり方:外の雲でも、紙にぐにゃっとした形を描いたものでも構いません。
見るところ:自由に言えるか。「ほかにも みえる?」で2つ目が出せると良い。「わからない」でも責めないでください。

言ったこと
D4(絵や写真を見せて)この えに なまえ(だいめい)を つけてください。

見るところ:絵本の1ページでも構いません。「どうして その なまえ?」まで聞いてください。

つけた名前/理由
D5(絵カードを3〜4枚ならべて)この えを つかって、おはなしを つくってください。

やり方:絵本の絵や、手描きの簡単な絵を3〜4枚。順番に並べてお話にしてもらう。
見るところ:つじつまは合わなくて大丈夫。最後まで話しきれるか。

どんなお話にしたか

8質問集 E|困ったとき・気持ち

ここには正解がありません。何を答えても、絶対に「それはちがうよ」と言わないでください。思ったことを言える子かどうかを見る場面です。

E1うさぎさんが、コップの おみずを こぼしてしまいました。なんて こえを かけますか。新しく追加

見るところ:実際に過去に出た質問です(本番では動画を見せられました)。失敗した相手にどう声をかけるかを見ています。答えを教えないでください。何も出てこなかったら「どうしたら うさぎさん、げんきに なるかな?」とだけ。

言ったこと
E2ゲームで まけてしまったら、どんな きもちに なりますか。

見るところ:「くやしい」と言えてよい質問です。そのあと「じゃあ、どうする?」まで聞いてください。

言ったこと
E3おともだちが こまっていたら、どうしますか。
言ったこと
E4おともだちと けんかを したら、どうしますか。
言ったこと
E5おともだちが じぶんと ちがうことを いいました。どうしますか。

見るところ:この学校は「ちがう意見もちゃんと聞く」ことをとても大事にしています。

言ったこと
E6(わざと早口・小声で)きょう の あさごはん なに たべた?

これは聞き取れなくて正解の質問です。わざと聞こえにくく言ってください。「もういちど おねがいします」と言えたら、大成功。その場で思いきりほめてあげてください。黙ってしまったら、言い方を教えてもう一度やってみる。この練習は3回くらい繰り返す価値があります。

聞き返せた/黙ってしまった
E7(答えにくい質問をわざと)いちばん たいせつな たからものは なんですか。聞いて記録

見るところ:すぐ出てこなくて構いません。「ちょっと かんがえてもいいですか」と言えるかを見てください。言えたらほめる。

言ったこと/考える時間をもらえたか
E8おとうさん・おかあさんと はなれて、ひとりで おへやに はいれますか。

見るところ:本番では実際に親と別の部屋に行きます。不安そうなら「すぐ また あえるからね」と伝えて、実際にシッターさんと2人だけで数分過ごす練習をしてみてください。

様子

9ゲームの練習

本番の後半で、先生と一緒にゲームをします。昨年はしりとり、その前の年は積み木(カプラ)を高く積むでした。どちらも「勝つこと」ではなく、人の話を聞いて、一緒にやれるかを見ています。

しりとり

ゲームのあとの感想(言ったことをそのまま)

つみき・ブロックを高く積む

崩れたときの様子

10答えかたのコツ(声のかけ方)

してほしい声かけ

「どうして そう おもったの?」
ひとことで終わったときに。本番でも必ず理由を聞かれます。この一言が今日いちばん使う言葉です。
「それで、どうなったの?」
話が途中で止まったときに。先を促すだけで、内容は足さない。
「いまの、すごく よかったよ。もういちど いってみて」
良い答えが出たとき。言い直させると本人の中に残ります。
「わからないときは『わかりません』って いって いいんだよ」
詰まったときに。黙る時間をゼロにするのが目標です。
「きこえなかったら『もういちど おねがいします』だよ」
E6で練習した形。本番でいちばん効きます。

しないでほしいこと

答えを先に言ってしまう。
「サッカーが すきだよね?」と聞くと、本人は「うん」と答えるだけになります。「なにが すき?」と、答えを含まない形で聞いてください。
言い直しを何度もさせる。
直しは1回まで。それ以上やると、本番で「間違えたら言い直さなきゃ」と固まってしまいます。
大人っぽい言い方に直す。
「〜だと思います」と言わせる必要はありません。5歳の言葉のままで満点です。
「ちがうよ」と否定する。
とくに質問集Eには正解がありません。何を言っても一度受け止めてください。
できなかったことを本人の前で残念がる。
終わりは必ずできたことだけを言ってしめてください。

学校が見ているのは、たったひとつです。

学校自身の言葉で「先生やお友だちの話を聞き、それを正しく理解し、考え、行動することができるかどうか」。
= ①ちゃんと聞く ②自分で考える ③やってみる。この3つだけです。上手に話せるかではありません。

11ランダム出題モード

順番どおりにやると答えを覚えてしまうので、2周目はこちらを使ってください。ボタンを押すと質問がひとつ出ます。

じゅんび OK
「もんだいを だす」を おしてください

12おうちの方へ渡す記録欄

練習のあとに、シッターさんの目から見た印象を書いてください。ご両親が本番で「園での様子」「本人の今の関心」を聞かれたときに使います。よかったことも、気になったことも、そのまま書いていただいて大丈夫です。

今日いちばん生き生きと話していた話題は?
詰まってしまった質問は?
「わかりません」「もういちどおねがいします」は言えましたか?
親と離れて2人で過ごす時間の様子は?
ゲームで崩れた・負けたときの様子は?
本人が言った言葉で、印象に残ったものをそのまま(1つでも)
そのほか気づいたこと

シッターさんへ。今日はありがとうございました。うまくできたかどうかより、世之介くんが「知らない大人と話すのは こわくない」と思えたことが、いちばんの成果です。最後は笑って終わってください。