FOR THE SITTER — 桐蔭学園小学校 事前親子面接
本番は 10月9日(金)13:00。この紙のとおりに進めていただければ大丈夫です。受験の知識は要りません。
① 正しい答えを教え込まないでください。
学校が見ているのは「知っているか」ではなく、人の話をちゃんと聞いて、自分で考えて、言えるかです。大人が用意した答えを覚えて言う子は、すぐ分かってしまいます。世之介くんが自分の言葉で言えたら、それが正解です。
② 「わからない」「もういちど言ってください」が言えるように。
本番で答えに詰まるのは、まったく問題ありません。黙ってしまうことだけが困ります。練習の途中でわざと難しい質問をして、「わからないときは『わかりません』って言っていいんだよ」「聞こえなかったら『もういちど おねがいします』でいいんだよ」と、実際に口に出して言う練習をさせてあげてください。これが今日いちばん大事です。
③ 言ったことを、そのまま書き留めてください。
各質問の下に黄色い記録らんがあります。世之介くんが実際に言った言葉を、直さずそのまま書いてください。ご両親が本番の準備に使います。言い回しを大人っぽく整えないでください。
オレンジの 聞いて記録 がついた質問は、答えがまだ決まっていないものです。ご両親も把握していないので、世之介くんが何と言ったかが、そのまま答えになります。特にていねいに書き留めてください。
10月9日(金)13:00から、小学校で15分の面接があります。流れはこうです。
つまり、いちばん練習がいるのは「親がいない場所で、知らない大人と話す」場面です。シッターさんが相手をしてくださるのは、ちょうどその練習になります。
先生はひとりだけのことが多く、やさしい方のときも、少しきびしい聞き方の方のときもあります。きびしく聞かれても大丈夫だよと、ときどき声をかけてあげてください。
疲れてきたら、途中でやめて大丈夫です。5歳の子の集中は長く続きません。嫌がったら切り上げて、ゲームだけして終わりにしてください。「面接=いやなもの」と感じさせないことのほうが、本番には大事です。
本番の最初に必ず聞かれる部分です。はっきり、相手の顔を見て言えるように。
見るところ:苗字と名前の両方を、ゆっくり一度で。小さい声になりがちなので「もうすこし大きい声で言えるかな?」と1回だけやり直し。
見るところ:「5さいです」と言えるか。言えたら「おたんじょうびは いつ?」も続けて。
見るところ:園の名前を最後まで言えるか。続けて「せんせいの おなまえは?」も必ず聞いてください(本番で聞かれることがあります)。
見るところ:過去に実際に聞かれた記録があります。言えなくても構いません。言えないときに「わかりません」と言えるかのほうを見てあげてください。
見るところ:A4と同じ。数字を区切ってゆっくり言えるか。
見るところ:「だれと」「どうやって」の2つとも答えられるか。1つしか答えなかったら「だれときたの?」ともう一方を聞く。(本番でも同じ質問が出ます)
世之介くんがよく知っている話なので、ここで気持ちをほぐしてください。
見るところ:順番に話せるか。毎朝6時半に起きて、体操・朝ごはん・おべんきょう、そのあと公園でサッカーをしてから歩いて園に行く——という毎日です。こちらから内容を言わないで、本人の口から出てくるのを待ってください。
見るところ:毎日ぜんぶ歩いて通っています。「あるいていきます」と言えたら、「どのくらい あるくの?」「とちゅうに なにが あるの?」と広げてください。
見るところ:お友達が通る道を「〇〇ちゃんルート」と呼んで、わざと遠回りすることがあるそうです。本人からその話が出たら、とても良い答えなので、くわしく聞いて書き留めてください。出なければ無理に誘導しないでください。
見るところ:ひとことで終わったら、「だれと あそぶの?」「どうして それが すきなの?」ともう一言足させる。これが本番でいちばん効く形です。
見るところ:ボイスパーカッション・ゴルフ・体操教室をしています。全部言えなくて大丈夫。「どれが いちばん すき?」「どうして?」まで行けたら上出来。
見るところ:苦手だったキノコやエビを、一口ずつ挑戦して食べられるようになった子です。その話が出たら書き留めてください。
見るところ:ご両親もまだ把握していない項目です。何と答えたかをそのまま書いてください。
見るところ:毎朝、家族3人で公園でサッカーをしています。ゴルフにも一緒に行きます。
ここがこの練習のいちばんの山場です。「したこと」を順番に話す練習をします。話している途中で口をはさまないでください。止まったら「それで、どうなったの?」とだけ。
見るところ:何を選ぶかは本人の自由です。先に答えを決めないでください。
見るところ:家族で「入水鍾乳洞(にゅうすいしょうにゅうどう)」という、とても冷たい水の中を歩いて進む洞窟に行っています。腰くらいまで水に浸かって、それでも笑って歩き切ったそうです。
続けて聞いてほしい:「たいへんだったことは あった?」「つめたくなかった?」。ここで本人がどう答えるかを、ご両親が面接で使います。
見るところ:この夏、幼稚園の行事でお父さんお母さんと離れて2泊3日のキャンプに行っています。さみしくなかったか、何が楽しかったかを聞いてみてください。
見るところ:サワガニを見つけて世話をした話、夏みかんの種を植えて育てている話があります。本人から出てきたら、どうやって世話をしたのかまで聞いてください。
見るところ:実際に過去に出た質問です。縄跳びを毎朝リビングで練習しています(最初は跳べずに泣いた日もあったそうです)。「むずかしかったことはある?」まで聞けると、とても良い記録になります。
見るところ:C5と違うものが出てくるとよいです。同じことを言ったら「ほかには?」と一度だけ。
見るところ:「小学校でやってみたいこと」に言い換えても構いません。ご両親が知りたがっている項目です。
見るところ:桐蔭学園小学校のオープンスクールに参加し、音楽と理科(生活科)の授業を体験しています。音楽では海の生き物になって泳ぐ、という内容だったそうです。覚えているかどうかを確かめてください。
本番でいちばん出る形がここです。昨年の面接では「5枚のカードから、お友達の誕生日プレゼントに渡したいものを選んで、なぜそれを選んだのか理由を言う」が出ました。その前の年は「○△□を使って絵を描く」でした。
共通しているのは「選ぶ・つくる」→「理由を言う」です。何を選んでも正解なので、理由が言えるかだけを見てあげてください。
やり方:紙に簡単な絵を5つ描いてください(例:ボール/えほん/はな/おかし/クレヨン)。選ばせて、必ず「どうして?」と聞く。
見るところ:理由が言えるか。「すきだから」で止まったら「おともだちは どんなこと すきなのかな?」と一度だけ助け舟。相手のことを考えられると、とても良い答えです。
2回目:「じゃあ、おじいちゃんにあげるならどれ?」と相手を変えてもう一度。答えが変わるかを見てください。
やり方:紙に○△□を1つずつ描いて渡し、クレヨンか鉛筆で自由に描き足してもらう。3〜4分。
見るところ:上手い下手は関係ありません。描いたあとに「これはなに?」と聞かれて説明できるかだけです。
やり方:外の雲でも、紙にぐにゃっとした形を描いたものでも構いません。
見るところ:自由に言えるか。「ほかにも みえる?」で2つ目が出せると良い。「わからない」でも責めないでください。
見るところ:絵本の1ページでも構いません。「どうして その なまえ?」まで聞いてください。
やり方:絵本の絵や、手描きの簡単な絵を3〜4枚。順番に並べてお話にしてもらう。
見るところ:つじつまは合わなくて大丈夫。最後まで話しきれるか。
ここには正解がありません。何を答えても、絶対に「それはちがうよ」と言わないでください。思ったことを言える子かどうかを見る場面です。
見るところ:実際に過去に出た質問です(本番では動画を見せられました)。失敗した相手にどう声をかけるかを見ています。答えを教えないでください。何も出てこなかったら「どうしたら うさぎさん、げんきに なるかな?」とだけ。
見るところ:「くやしい」と言えてよい質問です。そのあと「じゃあ、どうする?」まで聞いてください。
見るところ:この学校は「ちがう意見もちゃんと聞く」ことをとても大事にしています。
これは聞き取れなくて正解の質問です。わざと聞こえにくく言ってください。「もういちど おねがいします」と言えたら、大成功。その場で思いきりほめてあげてください。黙ってしまったら、言い方を教えてもう一度やってみる。この練習は3回くらい繰り返す価値があります。
見るところ:すぐ出てこなくて構いません。「ちょっと かんがえてもいいですか」と言えるかを見てください。言えたらほめる。
見るところ:本番では実際に親と別の部屋に行きます。不安そうなら「すぐ また あえるからね」と伝えて、実際にシッターさんと2人だけで数分過ごす練習をしてみてください。
本番の後半で、先生と一緒にゲームをします。昨年はしりとり、その前の年は積み木(カプラ)を高く積むでした。どちらも「勝つこと」ではなく、人の話を聞いて、一緒にやれるかを見ています。
学校が見ているのは、たったひとつです。
学校自身の言葉で「先生やお友だちの話を聞き、それを正しく理解し、考え、行動することができるかどうか」。
= ①ちゃんと聞く ②自分で考える ③やってみる。この3つだけです。上手に話せるかではありません。
順番どおりにやると答えを覚えてしまうので、2周目はこちらを使ってください。ボタンを押すと質問がひとつ出ます。
練習のあとに、シッターさんの目から見た印象を書いてください。ご両親が本番で「園での様子」「本人の今の関心」を聞かれたときに使います。よかったことも、気になったことも、そのまま書いていただいて大丈夫です。
シッターさんへ。今日はありがとうございました。うまくできたかどうかより、世之介くんが「知らない大人と話すのは こわくない」と思えたことが、いちばんの成果です。最後は笑って終わってください。